糖尿病改善に重要!食事療法の3大ポイントを知っておこう

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食事療法

糖尿病治療で最も効果があるのが「食事療法」です。1型糖尿病でも2型糖尿病でも、糖尿病予備軍でも、また妊娠中でもすべての糖尿病の患者さんにとって食事療法は治療の出発点です。

すでに薬物療法をスタートしている場合でも、食事療法があっての薬物療法と覚えておいてください。

食事療法のポイント・進め方とは!?

食事療法と聞くと、何か特別なことをしなければいけないような気持ちになりますが、特に難しいことはありません。基本を守れば、どんな食事をしてもOKです。食べていけないものはひとつもありません。

ただし、量を減らさなければいけないものが多少あるだけです。合併症を併発していない初期の糖尿病なら、食事療法を実行するだけで、血糖値の改善に大きな効果があります。また、食事を改善することで、それまで使用していた血糖下薬が不要になるケースもたくさんありますよ。

食事療法の目的を持って継続しよう

食事療法の目的は、血糖値をはじめ、脂質や血圧など、カラダの中で起きている代謝の異常を改善することです。とはいっても理屈は分かっていてもなかなか生活習慣を変えられないのが人間です。

そこで、目的を明確にしてやる気・意欲が湧くように意識しましょう。「合併症になりたくないから」「元気で仕事を続けたいから」「夫婦で旅行を楽しみたいから」「好きなスポーツや趣味を楽しみたいから」……目指す目的は人それぞれだと思います。

自分の思い描いた姿を実現するための食事療法です。食事療法を細く長く続けていくためには、これから先の人生を見つめる必要があるのです。

炭水化物の摂取は少し減らすだけでOK!

糖尿病と炭水化物の関係

食事療法の基本は「栄養バランスのとれた食事をとること」。いくら適正なエネルギー量を摂取していても、食事内容がアンバランスでは治療効果は期待できません。

日本人の糖尿病の90%を占める2型糖尿病では、糖代謝の異常を正常に戻し、さらに多くの人に見られる脂質代謝異常や高血圧も正常化し、血糖値をコントロールしていくことが食事療法の一番の目的です。ちなみに1型の割合は5%以下です。

糖尿病は血糖値が上がる病気なので、白米、ラーメンなどを主とする「炭水化物」はなるべくとらないほうが良いと思われがちですが、現代人はひと昔前に比べると炭水化物の摂取量がぐんと減っています。

厚生労働省の調べによると1955年には1日の総エネルギー量の78%を炭水化物から摂取していましたが、現代は60%程度になりました。つまり、炭水化物は気持ち少し減らせば良いと考えてください。

何よりもヘラしたいのは動物性脂肪などの脂質

ほとんどの人が減らさなければいけないのが脂質です。食事の欧米化にともなって、日本人の脂質の摂取量は年々増えています。厚生労働省によれば、この50年で3倍近く摂取量が増加し、糖尿病の患者さんも増加しています。

もともと日本人は欧米人に比べてインスリンの分泌能力が低いと言われています。その日本人が欧米人と同じような食生活をしていたのでは膵臓がすぐに疲弊してしまいます。

まとめ

糖尿病の人(予備軍も含めて)が、体の中で最も負担に感じているのは膵臓です。膵臓は血糖値が高くなるのをなんとか食い止めようとしてインスリンを分泌しようと頑張っています。

しかし、暴飲暴食を続けていると、膵臓も疲れてしまい、インスリンの分泌ができなくなってしまいます。食事療法を行えば、膵臓に過度な負担をかけない状態を作ることができます。

日本糖尿病学会によると2型糖尿病の場合は食事療法を行うだけで、実に8割以上の人の血糖コントロールが改善しています。つまり、それにともない、糖代謝全般の改善も認められ、脂肪細胞や筋肉細胞などでのインスリンの作用が高まって効きやすくなるのです。

食事療法で膵臓への負担を軽減

血糖を下げる力を持っているホルモンはインスリンだけです。そして、そのインスリンを分泌しているのは膵臓です。食事のバランスや食事の取り方を改善することで膵臓の負担を軽減することが出来ます。膵臓に元気に働いてもらうために、食事のことを今一度見直してみてください。

食事療法についてもう一度おさらいします。ポイントは以下の3点です。

  • インスリンは、血糖降下作用がある唯一のホルモンです。
  • インスリンを分泌しているのは膵臓だけ。
  • 上手な食事の取り方で膵臓を労ってあげることが重要。

ぜひこの3点を覚えておいてくださいね。

必ず主治医の先生にご相談ください。

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