清涼飲料水の飲みすぎは危険!ペットボトル症候群とは?

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近年、暑い時期になると「ペットボトル症候群」という言葉を耳にするようになりました。ペットボトル症候群とは、ジュースやソーダといった清涼飲料水やスポーツドリンクを大量に飲み続けることで引き起こされる「急性糖尿病」のこと。

夏になるとつい、ペットボトルに手が伸びてしまうという人も多いでしょう。でもその飲料には大量の糖分が含まれていて、急性糖尿病を引き起こす要因になっているのです。

そんなペットボトル症候群について、改めて考えてみませんか?

ペットボトル症候群の症状

ペットボトル症候群の恐ろしいところは、健康だと思っていた人が突然発症すること。特に、甘いソフトドリンクを好む10~20代の若者に多く見られる病気です。

糖分が含まれた清涼飲料水を大量に飲むと、それに伴って血糖値が上昇します。すると喉の渇きを覚えるため、さらに清涼飲料水を飲むという悪循環に陥ることも。

ペットボトル症候群になると、吐き気・腹痛・意識障害といった症状が起きます。最悪の場合は昏睡状態に陥ることもあります。逆に言えば、清涼飲料水が好きな方がこういう症状を感じたら、ペットボトル症候群を疑ってみてください。

ペットボトル症候群のメカニズム

一般的にはペットボトル症候群と言われていますが、医学的には「清涼飲料水ケトアシドーシス」と呼ばれます。

人間の体はエネルギー源となる糖質を摂取すると、血糖値を調整するためインスリンを分泌します。しかし、摂取した糖質の量があまりにも多すぎると、十分な量のインスリンが分泌できなくなったり、インスリンの働きが悪くなったりします。これがいわゆる糖尿病です。

食物から摂取した糖質が処理しきれなくなると、体はエネルギー不足に陥ってしまいます。すると、体内の脂肪分を分解してエネルギー源にしようとします。この脂肪の分解時に生まれる「ケトン体」という物質が、ペットボトル症候群の原因なのです。

ケトン体とケトアシドーシス

ケトン体は決して有害物質というわけではありません。しかし、大量のケトン体が血液に流れ込むと、血液が極端に酸性に傾いてしまいます。すると、吐き気・腹痛・意識障害といった「ケトアシドーシス」と呼ばれる症状を引き起こしてしまうのです。

ペットボトル症候群では、この症状が急激に引き起こされます。そのため急性糖尿病とも呼ばれています。ただ、糖尿病とは違い一時的な症状なので、病院で適切な治療を受ければすぐに治すことができます。

ペットボトル症候群にならないために

大量の糖質摂取

清涼飲料水のペットボトルには、500mlにつき約40~70gの糖分が含まれています。これを角砂糖に換算すると10~15個分。カップ1杯のコーヒーが170mlくらいですから、そこに角砂糖を5個入れて飲んでいることになります。

特に炭酸飲料だと甘さを感じにくいこともあり、これほどの糖分が含まれているとは思わずに飲んでしまいます。

望ましい糖分摂取量

世界保健機関(WHO)が2014年に公開したガイドラインでは、1日あたりの糖分摂取量は25g程度が望ましいとされています。それを考えると、ペットボトル1本でも糖分の取り過ぎになってしまうことが分かるでしょう。

ペットボトル症候群を防ぐためには、なにより清涼飲料水の摂取を控えめにすることです。喉が渇いたら、水や麦茶などの甘くないものを飲むようにしましょう。また、水分が欲しくなる味の濃い食べ物も控えて、薄味を心がけましょう。

まとめ

最悪の場合は昏睡状態になる、恐ろしいペットボトル症候群。でも、清涼飲料水を毎日大量に飲まなければ、まず起こることはありません。

また、ペットボトル症候群になってしまったからといって、すぐに糖尿病になることもありません。しかし、ペットボトル症候群を起こすような生活を続けていると、やがては糖尿病につながってしまうこともありえます。

ペットボトル症候群の正しい知識を身につけて、健康的な生活を送ってください。

必ず主治医の先生にご相談ください。

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