【妊娠さん必読!】妊娠糖尿病を予防するための3つのポイント

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妊娠糖尿病の予防

以前、糖尿病チャンネル内で記事として紹介した妊娠時に発症する「妊娠糖尿病」。

簡単に説明すると、妊娠前には糖尿病ではなかった人が妊娠中のホルモンの影響をうけて糖代謝がうまくコントロールできなくなり発症するのが妊娠糖尿病です。

原因のひとつに、妊婦さんの胎盤内でタンパク分解酵素が作られるために、インスリンが分解されてしまうことがあります。

妊娠糖尿病は一過性であることが多く、生活習慣を見直すことで血糖値をコントロールできます。今回は、妊娠糖尿病を予防するためのポイントにフォーカスして詳しくみていきましょう。

要チェック!近年多い「妊娠糖尿病」

妊娠糖尿病は一般的に、出産後に回復する一過性の糖尿病として知られており、胎盤の排出とともに血糖値異常も回復することが多いです。現在では妊婦さんの8人に1人の割合で妊娠糖尿病にかかっているとされており、増加傾向にあります。また、妊娠中の高血糖は難産の原因にもつながるので注意が必要です。

妊娠糖尿病は現代の食事・生活習慣が大きく関わっているとされています。妊娠前からの高脂肪・高糖質かつ塩分の多い食生活習慣や運動不足といった現代人を象徴する生活パターンにより、潜在的に糖代謝異常を持っている可能性が高いことが考えられます。

妊娠糖尿病についてはこちらの記事もご参考下さい。

では、妊娠した際どのようにして糖尿病を予防すれば良いのでしょうか?

妊娠糖尿病を予防する3つのポイントとは

妊娠糖尿病

「身内に糖尿病の人がいない」「多のう胞性卵巣症候群(PCOS)歴もなし」と安心していても、妊娠24週~28週で受ける妊娠糖尿病スクリーン検査で「陽性反応」という結果を受け驚く人がいます。

妊娠糖尿病は、そのまま放置しておくと妊婦はもちろん胎児にまで危険な影響を与えます。きちんと病院で検査をし、何よりも病気予防が肝心です。予防と血糖値コントロールのためのポイントをみていきましょう。

ポイント1:食生活で血糖値をコントロールしよう

妊娠糖尿病の場合、食事療法だけで血糖コントロールできることが多いです。妊娠初期は通常の摂取エネルギー量+50kcal、中期は+250 kcal、出産間近は+450 kcalが目安と言われています。栄養のバランスを気にしながら食事を摂ることが重要です。

血糖値を上げやすい食べ物って?

妊娠糖尿病患者は血糖値を急激に上げる食材は要注意!血糖値を上げる主な食べ物です。

  • 牛や豚、鳥などの肉類
  • ソーセージ・ベーコン・ハム・サラミなどの加工肉
  • チョコレートやアイスなど糖分を多く含むお菓子類
  • ご飯やパンなどが多く含む炭水化物

米国の糖尿病研究機関によると、赤身肉など動物性タンパク質を過剰に摂取すると妊娠糖尿病のリスクが上昇すると報告されています。

血糖値を下げる食材って?

妊娠糖尿病を予防する食べ物は、野菜や植物性タンパク質です。具体的にはほうれん草や小松菜などの葉物野菜のほかに、 植物性タンパク質を多く含む大豆類などが挙げられます。食物繊維を含むきのこ類や海藻類は腹持ちが良く、特に大豆や海藻を多く使う和食は妊娠糖尿病の改善に適しています。

米国の研究では、植物性タンパク質を摂ると妊娠糖尿病のリスクが低下することが発表されています。食事に豆類や野菜を取り入れることが妊娠糖尿病を予防することにつながります。

食事は専門家に指導してもらおう

妊娠糖尿病の方の多くが食事療法の難しさを口にします。妊娠していることで体に負担が掛かるのに加え、妊娠するまでは糖尿病で無かったことから食事のバランスや塩分の調整管理が難しいからです。

妊娠糖尿病では血糖値に細心の注意を払うことが大切。医師や栄養士の方など専門家に食事指導を一度しっかりと受けることをおすすめします。

ポイント2:妊娠糖尿病予防には適度な運動を心がけよう

安定期に入って体調がよく、医師に運動を制限されていなければ積極的に体を動かすように心がけましょう。食事への配慮と共に適度な運動をすることで妊娠糖尿病のリスクを低くすることができます。

ただし、妊娠中のため全力疾走や飛んだり跳ねたりという激しい運動はNGです。
おすすめの運動は、ウオーキングです。マタニティヨガや水泳など、妊婦のための教室に通うのもおすすめです。

激しい運動は避け、出来るだけ日常生活の中でも積極的に体を動かす工夫をしましょう。

妊娠糖尿病のリスク

ポイント3:体重管理が妊娠糖尿病予防と出産リスク低減につながる

あまり過敏になりすぎる必要はありませんが、体重が急激に増えていないか確認することが重要です。太りすぎ・急激な体重増加には注意が必要です。妊婦検診は必ず受診し、異常の有無をきちんとチェックしてもらいましょう

要注意!適正な体重コントロールを誤解しないで

少し前の考え方では妊娠中の体重増加をできるだけ抑えることが、妊娠高血圧症候群を予防したり、安産になると考えられていました。しかし、最近の研究ではそのような効果はなく、むしろ早産や低出生体重児の原因になることが分かっています。

産婦人科では適切な体重増加について指導してもらえます。適正な体重をコントロールすることが妊娠糖尿病を防ぐだけでなく健康な赤ちゃんを産むことに繋がります。ただし注意点として太りぎみの妊婦さんの場合、過剰な体重増加は母体や胎児・新生児のさまざまな合併症の原因となるので個別な対応が必要です。

まとめ

妊娠中は高血糖になりやすいと言われています。妊娠糖尿病になった妊婦さんのうち約半数が将来的に本格的な糖尿病に進む可能性があります。「食事」「運度」「体重チェック」の3つに気をつけることが重要です。

特に食事面では摂取エネルギーを抑えつつ、血糖コントロールにつながる食品を積極的に摂取しましょう。

また、日常生活の中で意識的に運動する・急激な体重増加に気を配ることも重要。厳格な血糖コントロールと健康管理で母体と赤ちゃんをしっかりと守ってあげることが大切だと理解しましょう。

必ず主治医の先生にご相談ください。

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