【怖いのは低血糖】糖尿病で処方される薬の副作用を知ろう

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糖尿病性腎症

病気などで医者に行くとお薬を処方してくれます。薬の作用の中で治療に必要な作用を「主作用」、その逆で、薬を飲んだときに現れる本来の目的以外の作用のことを「副作用」と言います。

糖尿病の薬物療法では、血糖値をコントロールするために、血糖値を下げる作用のある飲み薬やインスリン製剤の注射などを行います。

飲み薬やインスリン製剤にも副作用があります。どのような副作用があるのか知っておくことは万が一の時にも安心です。

糖尿病の持病は薬を処方される前に伝えて

食事療法、運動療法、薬物療法それぞれに共通しているのは血糖値を正常値に戻すことです。老若男女この目標は共通です。さらにシニアの方はQOL(クオリティ・オブ・ライフ)「生活の質」を落とさないように、年齢が若い方は数十年後に合併症で悩まされないために注意することが大切になります。

糖尿病治療の原則はそれぞれの患者さんにあった長期的な治療計画が重要になります。薬を処方してもらう際は、ふだん飲んでいる薬があれば、必ず主治医に伝えましょう。ほかの薬との飲みあわせで、経口糖尿病薬の効果が弱まったり、逆に効果が強くなってしまうケースもあるからです。

薬の飲み合わせで糖尿病の悪化に注意

糖尿病治療以外の医療機関を受診するときには、糖尿病治療のために薬を処方されていることを事前に伝えてください。たとえば、花粉症治療で用いられている副腎皮質ステロイドには血糖を上昇させる作用があり、不用意に服用すると血糖上昇につながります。

また、一部の消炎鎮痛薬、血圧降下薬と飲み合わせると、低血糖を起こすこともあります。腎臓に機能障害がある患者さんは小量のインスリン注射や経口血糖値降下剤でも低血糖症をおこしやすいので注意が必要です。

また、脳梗塞などの動脈硬化性変化のある患者さんでは再発作をまたは、狭心症の症状がある患者さんは心筋梗塞を誘発する可能性もあるので、低血糖症は絶対に避けるべきです。市販薬でも経口糖尿病薬の作用を強めるものもあります。風邪薬や胃腸薬などを用いる場合は主治医、または薬剤師に一度相談してください。

各種糖尿病で処方される薬の副作用を知ろう!

糖尿病の副作用をきたす薬の飲み合わせ

血糖値を下げる効果のある飲み薬「経口糖尿病薬」は主に5つに分けることができます。当然、それぞれ特徴や服用時間が違います。薬の効果はもちろんですが、副作用も予め理解しておくと万が一の時に慌てずに対処できます。

スルホニル尿素薬の副作用

最も気をつけたい副作用は「低血糖」です。この薬は、膵臓にはたらきかけてインスリンの分泌を促進してくれます。そのため服用量が多すぎたり、服用時間が不規則になると低血糖が起きやすくなりますので、医師の指示を厳守してください。

お年寄りや腎臓・肝臓の機能が低下している場合、副作用が現れやすくなります。その他の副作用は、肝機能障害、発疹、かゆみ、吐き気、食欲不振、めまい、頭痛などがあります。

速効型インスリン分泌促進薬の副作用

この薬は、スルホニル尿素薬と同じような作用がありますが、服用後短時間で血糖を下げる効果が現れます。そのため食事の前、早めに服用すると低血糖を起こす場合があります。必ず「食直前」に服用して下さい。なお、低血糖以外に重大な副作用の報告は希ですが、報告されている副作用は、かゆみ、発疹などがあります。

α-グルコシダーゼ阻害薬の副作用

この薬は、食べた物の消化吸収を穏やかにすることで急激な血糖上昇を抑えてくれます。この薬の特徴的な副作用は、お腹の症状です。腹部膨満感、おならが増える、腹痛、下痢、便秘がありますが、しばらく服用し続けると症状が減少していく人もいます。また、単独で使用する場合は、低血糖の副作用はかなり低いです。

しかし、ほかの薬と併用する場合には低血糖に注意する必要があります。その他の副作用は、肝機能障害、腸閉塞、発疹、かゆみ、腹部膨満感、おならが増える、腹痛、下痢、便秘、吐き気などがありますが、ごく稀です。

ビグアナイド薬の副作用

この薬には多くの作用がありますが、主に肝臓にはたらきかけて糖の産生を抑えてくれます。加えて糖の吸収を抑えたり、インスリンの効きを高めてくれたりもします。報告ケースは実に少ないですが、血液中に乳酸が異常に増え、吐き気やけいれんを起こし、重症の場合は昏睡に陥ることもあります。医療用語では乳酸アシドーシスと呼ばれています。

薬の服用中に、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、便秘、嫌悪感、筋肉痛などの症状が現れた場合は、乳酸アシドーシスの初期症状である可能性があります。その場合、服用をすぐにやめて、主治医に相談してください。

インスリン抵抗性改善薬の副作用

この薬は、インスリンの効きを高めてくれます。最も気を付けたい副作用はむくみです。特に女性の発症率は10%を超えます。また、体重増加を招きやすいので、自身の体重の変化に気をつけておくと良いでしょう。また、肝障害や貧血、稀ですが心不全などを引き起こすことがあります。この薬を服用している人は必ず定期的に肝機能をチェックする検査をするようにして下さい。

まとめ

経口糖尿病薬は膵臓や腸管、肝臓などに働きかけ血糖値を良好にする薬です。糖尿病治療薬の多くは食事のタイミングと深く関係していますので、必ず医師の指示通りの回数・タイミングで服用することを遵守して下さい。

また経口糖尿病薬は種類も多く、副作用も多岐に渡ります。今回のテーマである低血糖症状をはじめ、消化器症状、稀ではありますが、肝機能障害、心不全などの可能性もあります。めまい、頭痛、吐き気、お腹の違和感や筋肉痛、むくみなど、体に異常を感じたらすぐに主治医に相談してください

必ず主治医の先生にご相談ください。

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